vsイヤイヤ期の記録
こんにちは。
寒暖差の激しい日が続きますね。
今日なんか午前中は日が差してぽかぽかの春。
午後からは冷たい急風が吹き荒れる冬。
一日のうちに季節が行ったり来たりするので、体調もブレブレです。
さてさて。今日は、子どものイヤイヤ期について、備忘録がてら書いて行こうと思います。
うちの子の場合、はじまりは1歳半頃からだったと思います。それまでは、どちらかというとのんびりした大人しい子だったのに、この時期から突然全拒否モードに突入。
おむつ替えも嫌。ご飯も嫌。お出かけも嫌。寝るのも嫌。起きるのも嫌。歩くのも嫌。だっこも嫌。ベビーカーも嫌。
一番困ったのは、激しい癇癪です。気に入らない事があるとすぐに倒れ込んで、どこであろうと大の字に寝転ぶ事。
とにかく大声でひとしきり泣きわめいて、その後は静かに空を見上げて横たわり、頑として動かず。抱き上げようとすると、再び泣きわめいて全身全霊で拒否。
このセミバクダン型抗議活動は、散歩中でも、ショッピングモールでもおかまいなしで行われるので、外に出かけるのが嫌になって、引きこもりがちになりました。そのせいでお互い更にストレスが溜まるという悪循環。
この時期は、子どもが理解している言葉も少なく、「私の言っている事が伝わらない。もちろん子どもはしゃべれないので、その言い分もわからない。」と思い込んでいたし、ただ、嫌だという意思だけが伝わってくる状態でした。
病みました。本当に病みました。
イヤイヤ期は2歳からのはずなのに、早すぎる。もしイヤイヤ期だとしたらこんなにひどいのはうちの子だけじゃないのか。
今までの育て方が悪かったのか。私の接し方が悪いのか。
あの子は同じくらいの歳であんなにいい子なのに。
どこへ行っても、うちの子みたいにひっくり返って泣きわめいてる子はいない。
などなど。
ネットでイヤイヤ期について読みあさり、育児書とか、育児雑誌などに書いてある方法を試してみたり、色々取り組むものの、何をしても結局ひっくり返る息子にいらだちが募り、あんなに小さい子どもを布団に放り投げたり、枕を投げつけたりもしました。
このままではいけないと、少し遠出して子ども館へ行った時のことです。案の定、他の子のおもちゃを欲しがってひっくり返っている息子をみて、職員さんが一言「あら、順調ね」と言ってくれて、
正直、はぁ!!!????
って感じでした。完全に滞っていると思っていたので、本当にびっくりしました。
職員さんが言うには、
「イヤイヤ期は反抗期」「自分の意志を主張した結果こうなる」「あんなに小さいのに、自分の気持ちがしっかりあるなんてすごいことだ。」「母親を信頼しているから安心して反抗できる」
とのこと。どれもネットや本でたくさん見聞きした内容なのに、実際に子どもを見た上で言ってもらえた事で、心にストンと落ちてきて本当に安心したし、嬉しかったんです。
イヤイヤ期というと、なんか、生意気な感じがしますよね。今思うと当時の私は、子どもの全ての仕草を、自分に対する嫌がらせだと感じていた節があります。
そうじゃなくて「反抗期」と言われると、自分にも思春期の思い出があり、あの理不尽な大人や周りの対するいらだちを、この子も今感じでいるのかと思うと、途端に気持ちが軽くなり、イヤイヤを可愛く思える余裕が出てきました。
客観的に、冷静に子どもを見る事が出来るようになり、周りから仕入れた知識を気長に実践する余裕が出てきました。
実際、効果があるなと感じたのは、
「時間がかかっても良いから、子どもがどうして欲しいのか理解してあげる」
「わかったら、それを言葉にして子どもに伝える」
の二点です。わかったらそれを言葉にして伝える。というのが重要で、
「◯◯してほしかったんだね。わかったよ。」と、頑張って伝えてくれれば、お母さんにはちゃんと伝わるよ、という事がわかると、子どもも安心して、かんしゃくを起こす必要がない事を理解する。とのこと。
どうせ言葉もわからないのに、ほんとかよ。と半信半疑でしたが、実践してみたところ、徐々に効果が現れてきました。
だいたい「◯◯がいや!」というのは「◯◯じゃなくて、◇◇がいい!」の場合が多く、そこをわかってあげると激しい癇癪が治まりやすい事がわかってきました。
ただその◇◇が良い!を理解するのが本当に難しくて、最初は全くわからず。
それでも根気よくやっていくうちに、少しずつ子どもの気持ちが読めるようになってきて、私だけがわかる言葉とか、私だけがわかる仕草などが増加。
子どもも子どもで、ただイヤダイヤダとだだをこねるだけでなく、私に気持ちを伝えようと努力してくれるようになったと思います。
そうこうするうちに、最初の頃のような全拒否モードが解除され、6割拒否くらいに落ち着いてきました。
この間、約3ヶ月ほどでしょうか。
気がつけば、外にも出かけられるようになり、ひっくり返っても以前のように恥ずかしくて慌てたり、取り乱したりせず、落ち着いて対応できるようになりました。
そしてよく周りを見れば、結構みんなひっくり返ってる。めっちゃ叫んでるし。全然うちの子だけではなかった事もわかりました。
PMSとイヤイヤが重なって、このままでは子どもに何をするかわからないと、旦那に有給とってもらうほど切羽詰まっていた時期が嘘のように穏やかな日々。
あれ、私、良いお母さんなんじゃないかな?これ絶対母親レベルあがったわ。などと調子に乗ったりもしていました。
しかし2歳の誕生日を目前に、この平穏な日々が、つかの間のナギ節であった事を思い知る事になります。
思ったより長くなったので、続きはまた今度書きますね。
ではでは。